ステンレス鋼精錬技術の改善

摘要

当社のステンレス鋼精錬は、従来の希釈がス脱炭法であるAODに真空機能を付与し、脱炭末期の反応促進を行う精錬炉（VCR：Vacume Converter Refiner）を用いている。 現在AOD－VCRの処理コストの約30％をArガスが占めておりがス量の低減がステンレス精錬の加工費の低減に直結しているといっても過言ではない。 そこで本報ではArがス使用量を極力抑えるべくAOD－VCR処理中のN挙動解析を実施し、希釈ガス切替（N_2?Ar）タイミングの適正化を行ったので報告する。