鋼管の真円矯正

摘要

銅管の矯正作業は加工の最終工程として必ず通過し、矯正作業によって最終的な製品の品質が決定する。 そのため、形状寸法精度（真円度、真直度、偏肉精度）の向上、製品の均質性を上げることが重要である。 最近の矯正に関わる製品品質の主な問題点として、形状寸法精度、矯正加工によっ雨蛙られる聯、引張り力による硬度上昇などが挙げられる。しかし現在では管材矯正の詳しい解析は行われておらず、矯正に使われるローラーの設定は経験的なものに依存している。 本研究では、管材の材料、寸法形状、偏平率、曲率、ロールのクラッシュ量、交差角度、オフセット量など条件の違いによる矯正の精度について様々なシミュレーション解析を行うことにより、∧管材の矯正条件の設定の理論化を行う。 本報ではまず真円度について検討を行う。