機械式撹拌法による溶銑脱燐プロセスにおける酸素上吹効果

摘要

機械摸拝式溶銑脱燐法（以下KR脱燐と称す）は、酸素を利用する転炉方式やインジェクション方式と比較して脱燐反応効率が低い。KR脱燐プロセスにおいても、酸素を溶銑平に吹き込めば、転炉脱燐法と同様の脱燐反応効率が得られると想定されるが、脱炭反応によるCOガスが発生するた軋転炉並みの排ガス処理設備が必要である。本研究では、KR脱燐プロセスにおいて、脱炭反応によるCOガス発生を抑制しつつ、スラグ上面へ酸素上吹きを実施し、脱燐効率改善効果を調査した。