874万5000トン、15カ月連続前年割れ

摘要

日本鉄鋼連盟は18日、11月粗鋼生産概況を発表した。11月粗鋼生産は874万5千トンで前月比2.9％減、前年同月比4.7％滅した。前年同期比では15カ月連続での減少となった。粗鋼生産は10-12月見通しで2661万トンとなっている。10月は900万6千トン、11月は874万5千トンとなれば予測値に達するまであと890万トン弱は必要になる。例年の場合は、季節要因なども含め10－11月で数塁を稼いでいるが、今年は厳しそうだ。12月になって尻上がりに需要が復調するとケースはほとんどない。原料価格が下がっている申で、需要増につながることはない。見通しを若干でも下回る可能性もある。