タイが中国のボロン鋼にAD課税--鉄連r海外鉄鋼市場の動き」12-1月（下）

摘要

【タイ】2012年11月の自動車販売は洪水の反動もあり前年同月比5.8倍の14万8千台、自動車生産は同10.8倍の25万7千台とそれぞれ月間の過去最高を更新した。ただ国産車販促のための税還付措置が12年末で切れたので今後の動向に注視が必要。　11月の鋼材輸入は同32.5％増の156万8千トンと11カ月連続で増え、前月比でも拡大した。ロシア製の鋼塊?半製品が前月比12万5千トン増の20万トン1中国の線材が同4万2千トン増の11万6千トンと急増した一方、中国の合金鋼鋼板が同2万8千トン減の7方1千トン、冷延鋼板が岡3万9千トン減の4千トンと減少した。ただ前年同月比では中国の合金鋼鋼板は2.9倍の増加で、線材が同95.6％増の11万6千トン、韓国の熱延鋼板類が向64.2％増の3万3千トンなど高い伸びを続けた。その中でタイ商務省は中国製ボロン添加熱延コイルへの5年間の反ダンピング課税を最終決定した。