価格は需給もコストも重要安定供給と品質管理が使命中期計画コスト削減で収益力の強化

摘要

一色誠一·JXR鉱日石エネルギー社長に新年のインタビューを行ない、①昨年3月に策定した第2次中期計画の進捗状況と取組み、②特約店対策などを中心に聞いた。中期計画の取組みは「基幹事業である石油精製販売事業の収益力を強化することにある。製造面では、安全·安定操業を徹底するとともにコスト削減に努めることで、製油所の国際競争力の強化に努めている」と語った。販売面では「全国の約3分の1のシェアを有するSSネットワークはJXの強味である。その強味を生かすために『Drドライブ』をリニューアルして、セールスルームの快適性向上などで新しいサービスの提供に努めている。これらの施策によって『ENEOS』ブランドカの更なる価値の向上を図る」と述べた。特約店対策については「JXとしての石油事業のキーワードは『安定供給』と『品質管理』であり、製油所、油槽所を経てSSとのネットワークを形成、ユーザーへの安定供給に寄与することで信頼を勝ち得たい」と強調した。