肝線維化の進展を定量的に判断するための 糖鎖バイオマーカーの実用化

摘要

ある特定のタンパク質上に疾患に関連した糖鎖 変化が生じる場合，それがバイォマーカーとして 非常に優れていることはここまで本特集を読み進 めてきた読者にとって疑いの余地はないであろ う.糖タンパク質にフォーカスしたバイオマーカ一開発事例は5年前から急増している.これは 本特集企画者の成松が糖鎖バイォマーカーの開発 戦略を発表した時期に一致する（その技術特徴や 開発の詳細は他稿に譲る）.