感受性遺伝子の機能解析：CDKAL1 糖尿病危険因子CDKAL1の機能

摘要

2007年以降，GWASにより2型糖尿病の疾患 感受性遺伝子座がつぎつぎと明らかになつており， 現在も日々アップデートされている.同定された 遺伝子座のなかにはGWASを実施するとかならず 同定されるような再現性の高いものがある，たと えば，TCF7L2はほとんどの人種でもっとも再現 性の高い2型糖尿病感受性遺伝子のひとつである, また，KCNQ1は日本人を対象としたGWASで もっとも再現性の高い2型糖尿病感受性遺伝子の ひとつである. CDKAL1もほぼすベての人種 において再現性の高い同疾患感受性遺伝子として同定された.