国内相場、関東が下落し東西格差が縮小

摘要

関東の市況が関西を上回る異例の「東高西低」を形成してきた国内鉄スクラップ相場で、東西価格差が縮小に向かっている。東京製鉄は27日から同社宇都宮工場で全品種1，000円引き下げた一方、関西の市況形成へ影響が大きい同社岡山工場では500円下げにとどめ、東西で異なる下落幅としたのが一因だ。関東では東鉄値下げに呼応する形で域内電炉各社が500～1，000円追随値下げに動いたものの、関西では29日時点で様子見据え置きとしている電炉メーカーが多い。