中国のクロム市況、10月末から下げ止まって横ばい（10985）

摘要

中国の高炭素フェロクローム市況は、11月15日現在、10月下旬の一段安から横ばいの状態が続いている。　大手ステンレス鋼ミルの太原鋼鉄が10月下旬に提示した11月分仕入れ価格はトン当たり6，850元（約2.0万トン購入）と前月比250元の値下げであり、次いで宝山鋼鉄が同7，000元揃月比100元下げ）、酒泉鋼鉄が6.900元（同50元下げ）で提示した。これを受けて中国の国内向け高炭素フェロクローム価格は10月末にトン当たり100元値下がりの一段安となった。その後は価格に動きが無く、市場では底値を打ったとの感想もあって上伸を期待されているが、11月15日現在も横ばいを維持している。なお、他のスレンレス鋼ミルは11月分を前月比50鵬100元の値下げで提示している。