ロシアで活発化する外資系タイヤ·メーカー

摘要

自動車市場の急拡大に伴いロシアのタイヤ市場は順調に成長し、2008年の数量ベースの市場規模は約5，000万本に達したが、リーマンショックの影響で2009年には約3，300万本にまで縮小した（シブール·ルースキイエ·シーヌイ社＜以下、SRSh社＞発表の数字）。2010年は自動車市場が予想以上の回復ぶりを示したことを受けタイヤの販売も伸び始め、同年の市場規模は4，190万本に達した（内訳は、乗用車用が3，090万本、LCV用が390万本、、トラック用が600万本、産業機械用が110万本）。また、同年はタイヤの国内生産量も回復傾向を示し、前年比29％増の3，580万本となった。さらに、輸入と輸出も、それぞれ28％増の1，730万本、34％増の1，130万本、と大幅な伸びを記録した。