タクシー版電子チケットサービスにっいて

摘要

（株）キャブカードサービス宅以下、CCSきでほ、2000年よりタクシー版電子チケットサービス(CAB力ードサービス)のシステム開発および施行運用を重ねできたが、2003年4月より、国際自動車（株）（略称：km、本社：東京都)きの車両台数1，350台にて、サービスを本格的に開始した。 本サービスは、タクシーを利用した際に、使用する所謂タクシーチケットをICカード化(以下、CABカード)し、電子的に処理を行うものである。 従来タクシー業界では、得意先法人向けの料金決済手段として現金·クレジットカード等の他、「タクシーチケット」と呼ぼれる紙製の証票を発行しでいる。 タクシーチケットは、タクシー会社においてチケット発行および利用代金の精算·回収業務(チケット処理)に多くの期間とコストが掛かっていた。また、利用法人においてもチケット発行管理および精算業務等の事務処理コストが掛かっていたが、本サービスを利用することで、タクシー会社におけるチケット処理コストの削減およびキャッシュフローの改善、利用法人においても、事務処理コストの削減およびICカードによる利便性·安全性の向上を図ることが可能となった。本稿では、電子チケットサービスの概要と仕組みについて紹介する。