ICカードに関わる国内外の動向にっいて

摘要

「Suica」の運用が始まって、早くも2年が経過している。 この「Suica」を基軸として、JR西日本の「ICOCA」の運用も開始された。 また、首都圏／関西圏を中心に、公共交通を担う私鉄各社も連合し、ICカード化への取組みも始まっている。 更に、政府が進めている電子政府·電子自治体の基盤となる住民基本台帳カードの交付も平成15年8月25日から開始された。 まだ普及率を語るレベルまでには至っていないが、市民と行政を結ぶ－つの手段として位置付けられるものである。 －方、海外ではICカードを活用した各種システムの展開が継続的に行われており、韓国·中国を始め近隣アジア諸国での展開も確実に進行している。 そこで、このICカードに求めるもの、並びにその動向等について紹介してみたい。