スマートソサエティのコンセプチュアルモデル形成に向けたモデルの継続的進化の提案－基調講演IPA／SEC統合系プロジェクトの取組み研究会講義を参考に

摘要

3·11以降，被災先をはじめ，スマートシティ計画に注目が集まり，各地でジャパン·モデルの確立に向けて，急速な活動が屑開している．2011年6月，第一個SWIM研究会において，IPA／SECによる基調講演では，統合ソフトウェアの信頼性への取り組みについて述べられている．研究会では，スマートコミュニティへの急速な注目のなか，その安全性と信頼性をいかに確保するか，その問題を難解にしている点について2つの指摘があった．本稿では，その問題点を受けて，スマートソサエティというより広く融合された社会を創造すること，そのコンセプチュアルモデル形成に向けて継続的進化をはかっていくことを提案する．具体的には，スマート化された社会の最適の在り方，段階的なスマート化の発展，開発標準化に向けたコンセプトの形成について提案する．