画像処理技術を用いた煙霧透過率計測－トンネル内CCTVの多目的活用に関する研究

摘要

JH日本道路公団が建設管理する高速自動車国道等の長大トンネルには監視用CCTV設備が設置されている。 現在、このCCTV設備の映像を画像処理することによりトンネル内通行車両の走行状態を把握し、異常走行（停止·速度低下·避走等）の検出を行い事故等の早期発見を行うシステムの導入を行っている。トンネル内CCTV設備の映像の中には、他にも種々の情報が含まれており、これらの情報を有効に活用し、画像処理装置の投資効果を高めるため、煙霧透過率計測を追加機能とする研究開発を行った。 その結果、今後運用面から見た追跡評価を行う必要はあるものの機能的には実用レベルに達していることが確認できたのでここに報告する。