部分隣接統計的形状モデルを用いた臓器の形状推定

摘要

統計的形状モデル構築に用いる多数の三次元画像から対象臓器領域が抽出されているとする．これらの画像から統計的形状モデルを構築する．臓器間の隣接形状を抽出し，部分隣接表面を結合させ，部分隣接統計的形状モデルを構築する．部分隣接モデルの表面を正解データにあてはめを行い，未知データである他方の部分形状をどれくらいの精度で予測できるかを，抽出する際の半径と，四つの臓器の組み合わせで実験的に調査した．これにより，四つの臓器間の組み合わせで，部分隣接形状の関連性が比較的深いものと低いものが明らかになった．