マルチスペクトル画像を利用した尋常性ざ瘡のステージ毎の抽出

摘要

尋常性ざ瘡（にきび）の治療では重症度の判定が重要である。 そのためには尋常性ざ瘡の各皮疹（面皰、赤色丘疹、膿胞、瘢痕）を正しく見極める必要がある。 しかし従来のRGB画像から視覚的に分類することは難しい場合も多い。そこで、本研究ではマルチスペクトル画像から得られる分光情報の違いを用いて、皮膚画像中から各種のざ瘡皮疹を鑑別する手法を提案する。 今回、画素毎の分光情報に複数の線形判別関数を組み合わせて適用する事により、その分類の可能性が示唆された。