高精度タイムスタンパによるソフトウェアタイムスタンプの精度解析

摘要

PCのソフトウェア及びハードウェアを詳細に解析し、高精度PCを用いることによって、GPSを基準とする専用ハードウェアタイムスタンプよりも高精度なソフトウェアタイムスタンプを非RT Linux上に実現した。 できる限りネットワークに近い部分でPCC(Processor Cycle Counter)をタイムスタンプとして取得し、リソース競合を防ぐためのシステムチューニングを施している。 これらの技術を組合わせることにより、標準偏差34nsジッタのタイムスタンプを得ることができた。 また、ハードウェアコンポーネントのジッタ解析を行ない、本手法がPCの能力をアーキテクチャの限界近くまで引出していることを示した。