照明変動にロバストな顔認識

摘要

多様な照明条件における顔認識の手法を提案する．本手法では認識に顔画像を用いるため，顔の正確な位置を求める必要がある。 そこで，まず顔要素を抽出し，それらの位置を基に顔の領域を決定する．次に，平均顔を開いて水平方向の位置合わせを行う。 最後に，人力の全フレームでの情報を用いて顔の大きさを揃える．また，全ての顔を同じサイズに正規化してしまうと，顔の長さの情報が失われてしまう場合がある。そこで顔の長さの特徴を保存できるように，顔を形状によって3つのクラスに分難し，クラスごとに認識を行う．最後に，実験により本手法の有効性を示した．