英語コミュニケーション能力評価テストの計量的解析

摘要

近年，様々な場面において，プレゼンテーシ、ヨン能力や広い意味でのコミュニケーション能力が非常に重要視されてきており，コミュニケーション能力を評価するテストも盛んに行われている．本研究では，日本における英語コミュニケーション能力評価テストにはどのような特徴が見られるのか計量的に解析を行った．すなわち，受験者数が多い英語検定2級，TOEIC，TOEFLの長文読解·聴解部分の英文について，文字種や単語種，及びその出現頻度を調査した．さらに，日本の中学校必修単語が各々の試料にどの程度含まれているかを調べ，主成分分析を用いて解析した．これにより，各テストの難易度を照合することによって，3種類のテストがどのようなレベルに在るかを示す因子を求めることが出来た．