NDE REPORT レポート：「Unigraphics」と「I-DEAS」の新版を出荷－Unigraphicsは拘束条件を使わないモデリング機能，I-DEASは解析機能に重点

摘要

EDS PLM Solutionsは3次元CAD「Unigraphics」「I-DEAS」の新版（日本語版）をそれぞれ2002年第1四半期に国内出荷する。 両製品はそれぞれ旧UGS 社，旧Structural Dynamics Research社(SDRC)の製品で，ともに米EDS社に買収される前からの既定方針通りに発売するもの。データの相互運用性はこれらのバージョンではファイル経由で部品形状をやりとりできるレベルにとどまっている。 Unigraphicsバージョン18の基本機能の主な強化内容は拘束条件によらないモデリング機能，デザインルールチェック機能，公差解析機能。 応用分野に特化した強化内容としては順送金型設計や複合材料設計など，これまであまりCAD製品のなかった分野に対するモジュールを加えた。 I-DEAS 9は設計初期段階で解析計算を実行しやすくするよう考えた機能強化が目立つ。 またモデリングの手数を減らす改良を加えた。 これらの内容は，本誌記者が2001年6月（EDSによるSDRC買収の発表直後）の段階で受けた説明の内容と本質的な差はない。 計画が変更なく進んでいるものと考えられる。