プラットフォーム CAE CAD：エンジニアリングに強い次世代IA-64－2倍以上の処理速度と大容量メモリーの搭載でCADやCAEに向く

摘要

2002年の夏に登場すると見られているIA-64 CPUの第二弾「ltanium 2」（開発コード名Mckinley）は，エンジニアリング分野での利用に多いに期待が持てそうだ。 NECは，4月に駆動周波数1GHz のItanium 2を最大32個搭載可能なサーバ（開発コード名「AsAmA」）を発表した（図）。浮動小数点演算能力の高さが特徴の一つだ。UNIX サーバの牙城だった大規模科学技術計算などに力を発揮する。 CPUを32個搭載した場合のピーク性能は128GFLOPS。 初代のIA-64CPU 「Itanium」を搭載した前機種「AzusA」(51.2GFLOPS)に比べて，1きょう体あたり2.5倍の能力を持つ。 メモリー搭載量も最大128G バイトとAzusAの2倍。 将来的には512Gバイトまで拡張できるようになるという。 来年には，512CPUまで対応できるクラスタシステムも実現する見込みだ。