回路設計成功のカギ：消費電流を大幅に削減したタイマIC－マイコン搭載機器の待機時電力消費を極限まで低減

摘要

セキュリティ機器や電力メーター，ヘルスケア/フィットネス機器などの電池駆動機器は，フル稼働の時間が短い．一瞬，立ち上がって演算処理を実行し，再び長い待機状態に入る．っまり，ほとんどの時間は待機状態である．従って，待機時の消費電力を低く抑えれば，機器全体の消費電力を削減し，電池駆動時間を大幅に延ばせるようになる．こわため，待機時の消費電力を抑えたマイコンが半導体メーカー各社から製品化されている．その代表例としては，テキサス·インスツルメンツ（TI）の16ビット·マイコン『MSP430』が挙げられる．待機時の消費電流は極めて低い．しかし，煙探知機や一酸化炭素警報機，無線センサ·ノードなどの用途では，消費電力をさらに低減すれば，電池駆動時間をより長くできる．