酵素フィルタについて：修飾酵素を利用したエアー·フィルタ殺菌技術

摘要

2000年から従来品に取って代わって、修飾溶菌酵素利用したエアフィルタが市場に投入された。食品·飲料·製薬分野のクリーンルームやクリーンブースをはじめ病院やビル空調分野等で「殺菌用酵素フィルタ」として使用され高い評価を得ている。酵素フィルタの概要は、濾材に固定化された溶菌酵素が、銀や有機系防かび剤の毒性作用を利用した製品と異なり、修飾酵素自身毒性が無く安全で自然メカニズムを利用した強い殺菌性を有していることである。更に、酵素が濾材表面散布ではなく、濾材繊維に分子レベルで均一に化学結合しているため消費されず、永久的に殺菌性能が維持できることが最大の特徴である。本内容は、エアー·フィルタの微生物二次汚染の概要とその対応策に最適な「殺菌用酵素フィルタ」について紹介する。