10N以下を高精度に測れる圧力センサHFD-10Aを使った,押した強さが分かるタッチ·パネル：フォースを感じて筆タッチ

摘要

タッチ·パネルは，タッチした位置（座標）が分かります．操作が直感的で使いやすいので，自動販売機，ATMから携帯ゲーム機，携帯電話，カーナビまで広く使われ始めています．今後もタッチ·パネル市場は拡大していくものと予想されています．検出方式は，抵抗膜式を用いた1点検出が主流ですが，マルチタッチ（2点以上のタッチ）検出の要求から静電容量方式の採用が進んでいます．そして，さらなる操作性の向上，新しい入力方法についての開発が進んでいます．本稿では，圧力センサ（フォース·センサ）を使った「押した強さが分かるタッチ·パネル」を紹介します．位置だけでなく「押した強さ」が分かることにより，以下のように現実に近い入力動作を実現できます．