DC－DCパワーモジュール市場のこれまでとこれから (DC－DCコンバータのデファクトスタンダードである'ブリック'製品を中心にパワーモジュールの製品開発展開と今後の動向を紹介

摘要

世界のDC－DCコンバータ市場は分散給電という技術動向を背景にその規模を2500－3000億円規模にまで伸張させた。 AC－DC市場に比べ規模は小さく、IT不況により依然厳しい市場環境にあるものの、1990年代後半、電源市場の成長を牽引してきたものはブリックと呼ばれるパワーモジュールタイプのDC－DCコンバータである。 本稿では北米の電源ユーザーおよびメーカーによつてリードされてきたパワーモジュール型DCーDCコンバータのこれまでを振り返ることにより、その創生期においては主役たり得なかった日本の電源技術者の在り方について考えてみたい。