アナログ信号処理用ワンチップ～マイコンならではのプログラマブルな機能をアナログに生かす：USB制御の周波数プログラマブルLPF－カットオフ周波数を10Hz～10kHzの範囲で自在設定

摘要

スイッチト·キャパシタを利用した周波数可変のロー·パス·フィルタ(LPF)と，プログラマブル·ゲイン·アンプ，アナログ·マルチプレクサなどを取り込んだものです．パソコンとUSBで接続して，ターミナル·ソフトウェアなどからのコマンドでカットオフ周波数や増幅率，入力端子などを設定可能です．設定情報をチップ内部のEEPROMに格納しておけば，次回は電源を入れると設定した状態で動作します．一般的なアナログ·フィルタの場合，カットオフ周波数はCRの値で決まってしまいます．低い周波数では部品の定数も大きくなりがちですし，広範囲にわたって連続的に変えられるようにすることは簡単ではありません．パソコンからのコマンドで可変にするのも非常に面倒です．