VDT周辺の光·音·電磁環境に対するアナログ及び，ディジタル計測からの二種確率評価法

摘要

電磁環境における電界強度の変動分布評価手法を、異種要因と相互関連のもとに、アナログ及びディジタル計測の立場から提案する。具体的には、電磁波と音響や照度等異種物理要因間の交絡効果や累積効果をも考慮し、各種要因間で一方から他方の変動分布をいかに評価し得るかの方法論を、異種物理量間の揺らぎの高次相関情報をもとに定量的に分布評価する一手法として提案する。次に、ディジタルコンピュータによる信号処理を踏章え，粗い量子化観測のもとで電子情報機器から漏洩する光と電界強度の変動分布評価の高精度化を試みる。 実験では、属子情報機器のVDTから漏洩する電界強度と光や音のアナログおよびディジタルでの観測値に本手法を適用し、揺らぎの確率分布評価並びに電界強度と音や光との間に存在する揺らぎ変動の多様な回帰関係の抽出を試みる。