フォトニック結晶グレーティングを含んだ誘電体周期構造からの反射特性の数値的検討

摘要

本報告では，モーメント法を用いて2次元フォトニック結晶グレーティング（PCG）を含んだ誘電体周期構造からの反射特性を数値的に検討し，周波数フィルターとしての特性を評価することを目的としている。誘電体グレーティング，PCG，誘電体内部にPCGを形成した場合の3つの周期構造における反射率について検討を行っている。数値計算では，グレーティングの深さ，比誘電率の大きさ，PCGを構成する円柱半径の大きさなどを変化させた場合について検討し，PCGは反射特性が他の構造に比べて急峻になることを示している。