消火シミュレーションプログラム＜FIRE MARSHAL for Process Plant＞

摘要

当社㈱FPEC（エフペック）は国内唯一のプラントの防消火システムエンジニアリングを専業としている会社であるが、その豊富な経験と横浜国立大学 大谷教授の絶大なるご指導により、この度、製油所などにおける消火シミュレーションプログラムを開発した。 FIRE MARSHALと命名し、FIRE MARSHAL for TankとFIRE MARSHAL for Process Plantの二つの消火シミュレーションプログラムを開発し、既に2006年2月、販売を開始している。 精油所、化学プラント、LNGプラントなどは、タンクヤードや廃水処理地区などを含むオフサイトと、製造装置やユーティリティ設備地区などを含むオンサイトに分かれる。FIRE MARSHAL for Tankは特に大容量泡放射砲システムによるタンク火災の消火シミュレーションを主体としたものであるが、今後更に隣接タンクの温度上昇／散水設備、ガス拡散、煙の拡散などのシミュレーションモジュールを追加してオフサイト全般の消火シミュレーションが出来るものにしていく計画である。 一方、FIRE MARSHAL for Process Plantはオンサイトの消火シミュレーションを扱うものである。 FIRE MARSHAL for Tankについては次の機会に紹介させて頂くとして、今回はFIRE MARSHAL for Process Plantについて紹介させて頂きたいと思う。