冷凍サイクルの効率高め業界トップの性能を実現：東プレ·トプレック／一体型冷凍装置XV5·XV8ほか

摘要

今年4月より量産を開始する、東プレの次期一体型冷凍装置が“XV5”“XV8”だ。XZシリーズの後継モデルとなる。XVシリーズはXZシリーズに引き続きスクロールコンプレッサを採用しつつ、さらなる冷却性能の向上と、装置の軽量化を目指して開発された。冷却性能を高めるにあたって、同社は三重管気液熱交換器を用いた気液分離システム（特許出願中）を採用した。冷媒は膨張弁を通過すると気体＋液体の二相となるが、このうち気体は冷却能力としては活用されない。そこで二相流冷媒を新開発の気液分離器で気体と液体とに分離し、過冷却の拡大や圧力損失低減によって高効率化を図った。これにより、XZシリーズに比べてプルダウン性能が10％向上。中型車向けの冷凍機としては業界トップの冷却性能を誇る。