総合物流ビジョン発表：効率化によりコスト2割減

摘要

東京都は、今後の物流対策の基本的な考え方を示した「総合物流ビジョン」をまとめ、2月8日に発表した。 物流を取りまく環境が急激に変化する中、物流におけるコスト削減、サービス向上、環境負荷低減などといった効率化が不可欠となってきた。そこで民間と公共が連携して物流効率化を推進することで、国際競争力の強化、環境の向上を実現するが、今回発表された総合ビジョンの狙いだ。 物流効率化の中でも、物流コスト削減については今後約10年程度で2割削減を目指す。 公共側で道路等の物流基盤の整備などによって概ね1割削減するとともに、民間をさまざまな形で支援し、民間の取り組みと合わせて概ね2割の削減を達成する。 また抜本的な効率化に向け、あらゆる分野で施策を展開し、個別対策から連携型総合対策へ転換する。