発電プラントの配管と装置：ゴム伸縮継手の概要発電プラントで使用するゴム伸縮継手の種類やゴム材料の選定

摘要

ゴム伸縮継手（ラバーエキスパンションジョイント）は、発電プラントの配管設備品として使用され、①環境温度や流体温度による熱応力変位の吸収；②地盤の不等沈下による相対変位の吸収；③各種機器の据付、取外し時における取合部の調整変位の吸収などを目的に配置し、各種機器や設備を防護する重要な役目を担っている。 ゴム伸縮継手は内部流体（海水、工業用水、復水、空気など）を移送するパイプラインの設備部品として使用されているため、配管系の計画や設計にあたっては、配管の動きや支持、地盤の変化、周辺の状況を調査し、十分な検討を行った上で、設置の場所や数量を有効に設定することが重要と考える。