トレーラ横転抑制装置義務づけ協定規則「R 13」導入でカウントダウンへ

摘要

国連の「車両等の型式認定相互承認協定規則」（協定規則）の第13号（R13）が、近く国内に導入される見通しとなっている。これに伴い、自動車のブレーキ基準が“統一”され、トレーラ分野においては、すでにヨーロッパで2011年7月から3軸以下のエアサストレーラすべてを対象とした横転抑制装置（ROC）の義務づけが日本でも適用される。具体的な実施時期は、新型新規認定については15年3月、すべての新車については17年3月からになるとみられ、トレーラの安全問題として最後に残されていた横転事故の防止に向けた条件が整う。国内トレーラメーカーとしては、今後のスケジュールにあわせた取り組みが求められるものの、大量輸送·効率輸送手段であるトレーラ·システムは、安全問題への対応が大きく前進することにより新たな段階を迎えることになる。