情報の高度活用に新たな視点－安全確認や防犯の面から見直される

摘要

運行＆動態管理システムは運行の安全確認や防犯体制の武器－輪送品質は振動や温度低下による荷傷みあるいは品質劣化といったハード面に起因する問題から、適正運行や防犯というソフト面に目が向けられ始めてきたことに伴って、運行車両のシステム管理が果たす役割が見直され始めている。 一方、トラック&バスの運行特性を生かしてリアルタイムで交通情報を収集、そのデータを交通情報提供サーゼスに生かすことで交通情報の精度向上を目指す議論も徐々に出始めており、商用車（トラック&バス）は将来に向けて物流を担うと同時に、情報も担う"インテリジェント"化が図れていく可能性が高いといえる。