島根県石東生コンクリート協同組合が実施した「7個3」の集約化事例

摘要

工場集約化前は，生コン出荷量の減少に伴って製造設備が過剰となり，資材などをいくら安く仕入れて製品を高く売っても，人件費や償却費，管理費などに消えてしまい，収益が上がらないか赤字の状態であった。 工場の集約化によって，生産，輸送が共同化したことで効率がよくなり，収益が上がる状態になりつつある。 しかし，発足当初に思いもよらぬ異常なほどの燃料費の高騰，材料費の値上げがあり，販売価格を6月から値上げをすることとなった。 さらなる燃料費の高騰，材料費の値上げも予想されることや公共工事の減少による出荷量の減少など，「もし合併していなければ」とぞっとさせられる状況である。 こうしたこともあり，今後もさらなる経費削減に向けた合理化や工場の集約を考えていく必要があると考えられる。