技術講演会「生コンの倍頼性回復に向けて--単位水量測定の現状とその意義」

摘要

近年，コンクリート構造物の劣化現象が顕在化したことにより，コンクリートの耐久性について関心が高まり，生コンの荷卸し地点において単位水量が検査されるケースが増えている。 このような状況の中，国土交通省関東技術事務所が主催する技術講演会「生コンの信頼性回復に向けて」-単位水量測定の現状とその意義－が4月21日に公共·民間機関を対象として開催され，生コンの製造者や施工者等約100人のコンクリート技術者が参加した。 この講演会では，独立行政法人土木研究所の片平博氏を講師に迎え，「各種単位水量測定方法の概要」，「単位水量検査に関する通達」について約2時間の講演がなされた。 ここでは，その概要を報告する。