航空機分野におけるチタン合金の開発とその適用

摘要

新たに開発された合金が航空機エンジン用材料として搭載されるまでの開発期間は10～20年を要する。 航空子房用素材の分野では，各製造工程ごとに健全性を判断する基準が常に求められる。インゴット品質，鍛造あるいは鋳物品質，熱処理組織等々，占占質の健全性を判断する基準の信頼性は，量産規模の部品試作に基づいたプロセス材料データの蓄積によるところが大きい。 航空機エンジン製造メーカと素材製造メーカとの協調開発は非常に大切といえる。 新規合金の開発に加え，プロセス改良による既存合金のさらなる信頼性の向上も重要な課題と考えている。