'未踏技術の実用化'には“伝統技術の深化“が必須

摘要

私は企業（住友電工）で38年間、入社当時黎明期であった化合物半導体（結晶）の研究開発から始まり、その実用化さらに産業化まで務めた。その間、開発には成功したが、実用化（商品化）に苦労したり、長期間を要したり、さらに失敗した例を、自分自身もまた社内外の人間も経験するのを数多く見てきた。