住友化学、PCS第3期計画白紙化でもPP化とメタセシスは続行

摘要

住友化学工業は、サウジアラビアにおけるラーピグ計画を打ち出し、シンガポール石油化学（PCS）での第3期拡張計画を事実上棚上げしたが、同地で2005年中の完成を目指していた気相法LLDPE（直鎖状低密度ポリエチレン）設備のPP（ポリプロピレン）製造用への転換計画と、原料プロピレン確保のためのメタセシス装置設置計画については、ナフサ分解炉の定修時期に関係なく予定通りシンガポールで続行する方針である。