合成ゴムの2月品種別生産·出荷·在庫実績～合成ゴム工業会

摘要

旭化成ケミカルズはSM（スチレンモノマー）の国内価格について5月6日出荷分から㎏当たり10円の値上げを打ち出した。 原料のナフサやベンゼン価格が昨年末から高騰するなか、今年3月にも10円程度のSM国内価格値上げを浸透させたが、その後の原料価格とアジア価格高騰を受け、再値上げにより事業採算と内外価格差の是正を図る。アジアでは4月からSMの最大市場である中国が春の需要期を迎え、引き合いが活発化している反面、日本の主要SMメーカーが相次ぎ設備定修に入り供給が細っていることから、需給バランスが一段とタイト化し、価格が上昇基調にある。 また米国からアジアへの供給が4月中旬以降、ベンゼン価格高騰に伴う減産で減少していることも強材料となっている。