石化大手メーカー6社、費用率～利益率で見る2003年中間連結決算-ナフサ高が利益圧迫／昭電工と旭化成が健闘／全社で利息減－

摘要

石化メーカー大手6社の中間決算はイラク戦争による基礎原料ナフサの価格高が利益の圧迫要因となり、総じて見ると営業利益の下振れが目立った。 しかし、単純な横並びでもない。 昭和電工が増益、旭化成も事実上の増益と健闘したほか、同じ減益組同士でも固定費削減の度合いなどにより減益の幅はずいぶんと異なる。 全社で一致したのは、経常損益段階で金融費用を抑制したこと。