クラレ、太陽電池向けPVBフイルム拡販～新しい選択肢を提案

摘要

クラレは、太陽電池封止材向けPVB（ポリビニルプチラール）フイルムの拡販を加速する。 PVBフイルムが持つ透明性、耐久性、ラミネーションコスト低減といった特長を生かし、顧客に対して新たな選択肢を提案していく。 透明性を生かした展開では、ライトスルー／シースルー太陽電池として窓ガラスや天窓、ビルの壁面など構造体への提案を進める。 特に構造体と一体化することで施工の手間や部材コストの低減に寄与する点を前面に出す。 耐久性を生かした展開としては、塩害や厳しい気候の地域で地面に設置するガラス／ガラスタイプの太陽電池や、微細化した回路を持つセルなどセンシティブな太陽電池への対応を強化する。 また顧客おいて、建築ガラス用に数十年用いられているニッブロール／オートクレーブ方式のラミネート加工をそのまま採用でき、ランニングコストを低減できる点も売り込んでいく。