三菱ガス化、MXナイロンの増設を欧米で検討～ボトル用拡大に期待

摘要

三菱ガス化学は、ナイロンMXD6（同社総称MXナイロン）を数年内にも増設する方針を明らかにした。 現在新潟工場に年産1万4，500トン設備を有するが、欧米の飲料ボトルやフイルム向けの需要拡大を見通し、欧米いずれかに日本と同規模の設備を建設する計画だ。 MXナイロンは、MXDA（メタキシレンジアミン）とアジピン酸の重合反応により得られるポリアミドで、EVOH（エチレン·ビニルアルコール共重合樹脂）やPVDC（塩化ビニリデン共重合樹脂）より優れたガスバリアー性を持つ。