エチレン、上期生産は7％減の343万トン～暦年で3年連続減少に－6月の実質稼働率は100．3％で依然高水準／7月は大幅下落へー

摘要

経済産業省化学課が集計した2002年6月のエチレン生産量は前年同期比4．2％減の56万4，900トンと8カ月連続で前年実績を下回り、上期（1－6月）の累計生産量は343万4,100トンと7．1％減少した。 暦年生産量は3年連続で前年を下回る見通しとなった。 昨年1月に三菱化学が四日市のプラントを停止したほか、今年上期は2年ぶりにプラント定修件数が多く、供給能力が減少したことが背景にあり、今年の定修要因を除いた実質稼働率は100％前後（6月単月は100．3％）の高水準で推移してきた。