CIE TC1－69に提案された新しい光源の演色性評価方法（CQS、CRI－CAM02UCS）の評価と検証～日本照明委員会TC1－69技術委員会による日本意見（1）～

摘要

CIE（国際照明委員会）の技術委員会TC1－69（白色光源の演色性　Color Rendering of White Light Sources）は、LED光源を含む光源の新たな演色性評価方法を検討するために2007年5月に設立された。TCの活動目的は現行演色性評価方法による平均演色評価数Raを補完する新しい評価数を検討することであったが、途中で活動目的がRaに代わる新たな評価数を提案することに変更された。これまでにCIE TC1－69には米国NISTのCQS（Color Quality Scale）英国Leeds大学のCRI－CAMO2UCSなどいくつかの新しい演色性評価方法が提案されている。