東京港の新しいランドマーク「東京ゲートブリッジ」--巨大トラス·ボックス複合橋の架設

摘要

東京都の江東区若洲と中央防波堤外側埋立地を結び，2002年に開通したⅠ期事業区間とつなぐ東京港臨海道路Ⅱ期事業区間（約4．6km）が2012年2月12日に開通した（図1）。この開通に伴い，これまで東京臨海副都心地区を経由する国道357号や青海縦貫道路で東京港のコンテナターミナルを発着するトレーラーによって発生している慢性的な渋滞が減少し，物流の効率化や物流コストの削減が期待されている。　この東京港臨海道路の海上部に架かる約2．9kmの橋梁が「東京ゲートブリッジ」（図2）で，その中の主橋梁部となる長さ792mの3径間連続トラス·ボックス複合橋の両側径間トラス部分を川田工業株式会社が施工した。