地球温暖化時代のコンクリー卜技術

摘要

2007年11月，スペインのバレンシアで開催された国連の「気候変動に関する政府間パネル（IPCC）」の総会において承認された統合報告書によれば，地球温暖化はきわめて深刻な状況にあることがうかがわれる。その科学的根拠として，地上気温が1906年～2005年の100年間で0.74℃上昇していること，海面水位上昇が気温上昇と同じ傾向東あり，1961年以降で毎年1.8mm，1993年以降で毎年3.14mm上昇していること，北極の年平均海水面横が10年当たり2.7％縮小していることを示している。また，温室効果ガス排出シテリ射こ基づく2100年における世界平均地上気温の昇温予測を示している。そ乳によれば，理想の持続発展型社会シナリオでは1.8℃上昇すると予測しでいる。