K2007展での樹脂材料，射出成形技術二次加工技術等のトピックスを探る（前編）

摘要

K見本市は，3年に一回ドイツのデュッセルドルフで開催される世界最大規模のプラスチック·ゴム見本市である。 K2007展は，去る10月24日から同月31日までの8日間にわたって開催された（写真1）。 展示される製品は材料および助剤，成形機および周辺機器，半製品，技術部品および強化プラスチックなど広い範囲にわたっている。出展会社の状況を表1に示す。 同表のように出展会社数は3,130社で，前回のK2004に比較して7％の増加で，過去最多の出展数であった。 ちなみに，日本で開催されたIPF2005の出展会社数は911社であったので，その3、4倍であり，いかに大きな規模であるか分かるであろう。 また，アジア主要国からの出展社数でみると，日本27社，中国183社（中国154社，香港29社），台湾132社，韓国74社であり，中国および台湾からの出展が圧倒的に多かった。 速報によれば，入場者数は24万2,000人であり，前回のK2004より1万1,000人多かったと朝告されている。 以下，樹脂材料，射出成形技術，二次加工技術などの概要とトピックスを紹介する。