グローバル第2波対応への生残り策の提案：第9回　経済危機直後対応法の成果バブル対応，経済危機対応法の違いと本格的な生き残り策への取り組み（その5）

摘要

1992年の土地バブル解消と2008年9月の経済危機に発した経済縮小化への対応策を比較し，経済危機直後の対応と低成長期，第2期グローバル対応法につき提案する。前回の土地バブル（1992年）後に樹脂成形部門が実施した対応を次のように整理した。①軽量化·樹脂化による製品合理化：環境問題の進展もあり，鉄鋼製品の樹脂化等の方向性が顕著となり，樹脂製品への移行が加速した結果，対象製品では樹脂は常識化し，加えて，軽量化が同時に実現できることから，確固たる地位を占めるに至った。